看護師の悩み110番
更年期の夜勤が精神不安定になる3つの理由|訪問看護への転職で心身の健康を取り戻す方法も紹介
「夜勤が年々きつくなる…」
「疲れがとれず、イライラしやすくなった…」
「最近気分の浮き沈みが激しい…」
更年期は、ただでさえ不調になりやすい年代です。病棟看護師の場合、さらに夜勤によるストレスとプレッシャーが負荷となって、心身のバランスを崩すことにつながります。
ここでは、更年期における夜勤業務が精神的に不安定になりやすい理由とその対策を紹介します。さらに、長期的な解決策として夜勤のない訪問看護などへの転職が、生活の質を改善する点についても掘り下げていきます。ぜひ、最後までご覧ください。
夜勤が精神不安定になりやすい3つの理由
更年期の女性看護師にとって、夜勤が精神不安定になりやすい理由はおもに次の3つです。
1.睡眠リズムの乱れ
睡眠リズムが乱れると体内時計が狂ってしまうため、精神的な不安定を招く大きな要因になります。体内時計はホルモンの分泌やメラトニンの生成などを調整し、覚醒と睡眠のサイクルを整えています。このリズムが乱れることで、睡眠の質が低下し十分な休息がとれなくなるのです。
また、睡眠不足は大脳辺縁系の機能を低下させるため、感情のコントロールがうまくできなくなります。イライラや気分の落ち込み、不安感などが生じやすい状態になるのです。前頭前野の活動も低下するため、ストレスへの対処能力が下がり、思考力や判断力も鈍ってしまいます。
夜勤による睡眠不足が蓄積することで心身のバランスを崩しやすくなるため、注意が必要です。
2.更年期症状との関係
更年期の女性看護師にとって、夜勤と精神的な不安定さは密接に関係しています。更年期にはホルモンバランスの変化によって、身体的な症状が現れやすくなるからです。
たとえば、夜勤中に突然ほてりや動悸に襲われるという方もいるでしょう。プレッシャーを感じながら患者対応に追われる状況は強いストレスとなり、精神的な動揺を招きやすいのです。
また、夜勤による睡眠リズムの乱れも、更年期症状を悪化させる要因になります。夜勤と更年期症状は相互に影響し合い、悪循環を生み出します。
3.身体的疲労によるストレス
夜勤は、心身への負担がとても大きい勤務形態です。特に更年期世代の看護師にとっては、身体的な疲労が蓄積しやすく、慢性的なストレスにつながりやすいといえるでしょう。
たとえば、夜勤明けに仮眠をとっても疲れが抜けず、結果的に些細なことでイライラして家族とケンカしてしまうという方は多いのではないでしょうか?
さらに、十分な休息がとれないまま次の夜勤に入ることになるため、仕事のパフォーマンス低下や人間関係の悪化につながりかねません。夜勤による身体的な疲れは、看護師のメンタルヘルスにとって大きなリスクになり得るのです。
夜勤による精神不安定を乗り越える3つの対策
ここでは、夜勤によるストレスを乗り越える具体的な方法について解説します。
1.良質な睡眠を確保する
●自宅での睡眠環境を整える
遮光カーテンを使って部屋を暗くし、外からの光を遮断します。室温は18〜22度に保ち、湿度は50〜60%に調整するのが理想的です。
●夜勤中の仮眠の質を上げる
仮眠は15〜20分の短い時間が効果的。長すぎると深い眠りに入り、起きた時に疲れを感じてしまうからです。アイマスクや耳栓を活用し、周囲の明るさやノイズを遮断しましょう。
●適度に運動する
適度な運動は、睡眠の質を高めるのに役立ちます。夜勤明けの午後や休日の午前中に、ウォーキングやストレッチなどを取り入れるのがおすすめです。ただし、就寝前の激しい運動は避けましょう。
2.ストレス対処する
●深呼吸や瞑想をする
仕事の合間や休日は、リラクゼーションに時間を割くことも重要です。たとえば、1日3分間だけでも目を閉じて呼吸に意識を向けてみてください。心の落ち着きを実感できるでしょう。
●趣味や気分転換の活動をする
自分なりの楽しみを見つけることも大切です。たとえば、音楽を聴く、ガーデニング、読書するなど、ストレスを忘れてリフレッシュできる活動を日常生活に取り入れてみてください。
3.同僚や友人と良好なコミュニケーションを図る
●同僚や家族に話を聴いてもらう
親しい人とのコミュニケーションは、夜勤による精神的な不安定さを乗り越える上で力になるでしょう。ストレスは抱え込まず信頼できる人に話を聴いてもらうことで、負担が軽減されます。特に、同じ経験を持つ世代の近い同僚とは、共感し合える面が大きいといえます。
●友人と会う
定期的にスケジュールを調整して友人と食事やお茶の予定を立てることも大切です。直接会うのが難しい場合は、メッセージのやりとりや短い電話でもよいでしょう。孤独感が解消され、つながりを感じることができます。
夜勤から解放される!精神不安定を解消する働き方改革
夜勤業務をコンスタントに継続するのは、更年期世代にとって心身ともに大変なことです。いろいろと対策を試みても、根本的な解決には至らないこともあるでしょう。
解決策として、夜勤のない働き方を検討することも選択肢のひとつです。たとえば、訪問看護は夜勤のない働き方の代表例といえます。生活リズムが整うことで体調も改善し、無理なく家庭と両立できるでしょう。
また、訪問看護では一人ひとりの患者さまと生活の場でじっくり向き合える時間が持てます。信頼関係を築きながらその人らしくいられる場面に関われるのは、訪問看護師ならではの醍醐味です。看護の力で患者さまの状態を改善することも可能であり、大きなやりがいを感じられます。
心身の疲れから病棟勤務を続ける未来が描けなくなっている方は、この機会に新たなキャリアにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?人生の後半をより自分らしく健康的に過ごすために、最初の一歩を踏み出してみてください。
手厚いサポートが魅力の日野市「訪問看護ステーションスマイル」の働きやすさ
日野市の訪問看護ステーションスマイルでは、50代60代のスタッフも活躍中。更年期の悩みを相談しやすく、お互いに支え合える環境です。無理のない働き方をしながら、看護師としてのキャリアを続けられる職場といえます。
当ステーションは、患者さまが居住するグループホームなどへの訪問がメインです。経験豊富な先輩看護師が業務やコミュニケーションスキルについてきめ細かくサポートするため、訪問看護が未経験でも安心して働けます。50代の方でもこれまでの病棟経験のスキルを活かし、スムーズに移行できるでしょう。
さらに、当ステーションではスタッフに車を貸与しています。訪問先から直帰できるため、通勤時間を大幅に節約することも可能です。仕事帰りに、重い買い物袋を持ってヘトヘトになる必要もありません。
訪問看護という新しい働き方に挑戦しながら、大切な自分の健康も守れる。そんな魅力的な職場で、あなたのスキルを発揮してみませんか?
ぜひ一度、気軽に見学にいらしてください。生活リズムを整え、あなたのペースを取り戻しましょう。スタッフ一同、笑顔でお待ちしております。
ご興味のある方は、こちらから遠慮なくお問合せください。
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