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# 未経験からの訪問看護転職〜不安を乗り越えた私の100日間〜

病院勤務から訪問看護の世界へ一歩踏み出してから、早いもので100日が経ちました。未経験での転職は不安だらけでしたが、今では毎日の訪問に充実感を覚える日々です。この記事では、病院看護師から訪問看護師への転職を考えている方に向けて、私の経験をお伝えします。

## 転職を決意したきっかけ

5年間の病棟勤務を経て、「もっと患者さん一人ひとりと向き合える看護がしたい」という思いが強くなりました。忙しい病棟業務の中で、十分なケアができないもどかしさを感じる日々。そんな時、訪問看護の存在を知り、患者さんの生活の場で行う看護に魅力を感じました。

しかし同時に、「一人で判断できるだろうか」「在宅での医療処置に対応できるだろうか」という不安も大きかったのです。

## 訪問看護ステーション選びのポイント

転職先を探す中で最も重視したのは「教育体制」でした。未経験者をしっかりサポートしてくれる環境が必要だと考えたからです。

複数のステーションを見学し、最終的に選んだのは「訪問看護ステーションスマイル」。新人教育プログラムが充実していることと、先輩ナースが温かく迎えてくれたことが決め手でした。同行訪問期間が3ヶ月あるという点も、未経験の私には安心材料でした。

## 訪問看護師としての最初の1週間

初日からの衝撃は今でも忘れられません。病院とは全く異なる環境での看護。完璧に整えられた病室ではなく、それぞれ異なる生活空間での医療処置。最初は戸惑いの連続でした。

特に印象的だったのは、90歳のAさん宅への初訪問。「病院では車椅子だったのに、自宅ではこんなに自立した生活をされているんですね」と驚いたことを覚えています。病院では見えなかった患者さんの本来の姿を知ることができました。

## 直面した3つの壁とその乗り越え方

1. 一人での判断への不安

同行期間を終え、初めて一人で訪問した日。バイタル測定中に患者さんが「今日は少し息苦しい」とおっしゃいました。病院なら医師にすぐ相談できますが、在宅では自分の判断が重要です。

このときは、事前に教わっていた「迷ったらステーションに電話」という原則に従い、先輩に相談。適切な対応ができました。徐々に経験を積むごとに、自信がついてきました。

2. 家族との関係構築

訪問看護では、患者さんだけでなくご家族との信頼関係も重要です。最初は緊張して話しかけるのもぎこちなかったのですが、「まずは話を聴くこと」を心がけました。

介護に疲れたご家族の話を丁寧に聴き、少しずつ信頼関係を築いていくことができました。今では「あなたが来る日を楽しみにしていたのよ」と言っていただけることも増えました。

3. 時間管理の難しさ

一日に5〜6件の訪問をこなす中で、交通事情や予期せぬ状況変化で予定通りに進まないことも多々あります。当初は時間に追われる感覚に苦しみました。

先輩のアドバイスで、「余裕を持ったスケジュール設計」と「優先順位の見極め」を意識するようになってからは、少しずつ落ち着いて訪問できるようになりました。

## 100日目を迎えて感じる訪問看護の魅力

100日間を振り返って、最も大きな変化は「看護観の広がり」です。病院では見えなかった患者さんの生活全体を視野に入れたケアの大切さを実感しています。

特に印象的だったのは、末期がんのBさんへの関わり。「最期まで自宅で過ごしたい」という希望を支えるために、医師や介護スタッフと連携しながら関わりました。お看取りの日、ご家族から「ここで最期を迎えられて本人も幸せだったと思います」と言われたときは、訪問看護師としてのやりがいを強く感じました。

## これから訪問看護に挑戦する方へのアドバイス

未経験からの転職を考えている方に伝えたいことは以下の3点です。

1. **教育体制を重視したステーション選びを**:最初の3ヶ月間は特に手厚いサポートが必要です。見学時に教育システムについて詳しく質問しましょう。

2. **基本的な医療処置のスキルを磨いておく**:点滴管理、気管吸引、褥瘡ケアなどの基本スキルは事前に復習しておくと安心です。

3. **コミュニケーション力を大切に**:訪問看護では、患者さんやご家族との関係構築が鍵となります。傾聴する姿勢を大切にしましょう。

未経験でも、熱意と学ぶ姿勢があれば必ず成長できます。不安もありますが、それ以上にやりがいを感じる仕事だと確信しています。

「患者さんの生活を支える」という訪問看護の醍醐味を、ぜひ多くの看護師の方に体験していただきたいと思います。