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「精神科の訪問看護は危ない目に遭いそう…」

「ひとりで対応するなんて正直怖い…」

精神科訪問看護に興味はあるけれど、看護師が自宅にひとりで訪問するため危険なのではと考える方は多いのではないでしょうか?

ここでは、精神科訪問看護が危険といわれる理由や実際の現場、そのやりがいと魅力についても詳しく解説します。

精神科訪問看護が危険といわれる3つの理由

精神科訪問看護は怖いイメージがあり、不安を感じる方が少なくありません。おもな理由として、以下の3つが挙げられます。

1.暴力や自傷行為に遭うリスクがある

精神科で気をつけたいのは、他害行為や希死念慮です。精神症状の悪化によって感情コントロールができなくなったり、希死念慮が強く自傷行為に走ったりするのが、精神疾患を抱える患者さまの特徴といえます。

たとえば、統合失調症の患者さまが幻聴に悩まされ、突然怒って物を投げつけるようなことがあるのではと考える方も多いでしょう。また、うつ病の患者さまがリストカットする場面に出くわしてしまったら、どう対応すべきかと不安がよぎるかもしれません。

2.コミュニケーションが難しい

精神疾患特有の症状により患者さまとの意思疎通が難しいケースもあることが、不安を感じる理由のひとつです。

たとえば、うつ病の患者さまが気分の落ち込みから「死にたい」などのネガティブな発言を繰り返したり、看護師の問いかけに対してまったく反応がなくコミュニケーションが成立しなかったりというケースもあるでしょう。

3.ひとりで対処するプレッシャーが大きい

病院とは異なり、訪問看護では基本的に看護師がひとりで患者さんの自宅を訪問することが多いです。万が一患者さまが興奮して暴力的になったら、自分だけで身を守り対処できるのだろうかとプレッシャーを感じるのは当然のことです。

さまざまな懸念から、精神科訪問看護は未経験者にとって危険なイメージを抱きやすい環境だといえるでしょう。しかし、実際の現場ではこれらの不安を軽減する取り組みが行われています。

精神科訪問看護は本当に危険なの⁉現場の実際を解説

精神科訪問看護は、本当に危険なのでしょうか?ここでは、現場の実際について解説します。

1.安定した状態の患者さまが多い

精神科訪問看護の患者さまの多くは、症状が安定し地域で生活ができる状態にあります。患者さまは定期的に主治医の診察を受けており、抗精神薬や抗うつ薬など薬物療法によって症状がコントロールされているからです。

また、訪問看護師は主治医と連携しながら、患者さまの症状や服薬状況を細かくモニタリングしています。たとえば、訪問の際に症状や行動に気づいた場合は主治医に報告し、必要に応じ服薬の調整や治療方針の見直しがされています。

継続的なケアにより症状悪化を防いでいるため、多くの患者さまが地域で安定した生活を送れているといえるでしょう。

2.地域の生活支援によりサポートされている

訪問看護師は、患者さまの生活リズムに密着したケアをしています。たとえば、統合失調症の患者さまが自宅に引きこもりがちになっている場合、決まった時間に訪問し軽い運動やストレッチなどを一緒にすることで、生活リズムを安定させます。

また、訪問看護師が薬の飲み忘れがないかチェックしたり、症状の変化に早期に気づいたりすることで、再発や悪化を防ぐことが可能です。日常生活に根差した支援が、患者さまの安定した状態につながっています。

3.リスク管理体制が整備されている

訪問看護ステーションでは緊急時の対応マニュアルの整備や、暴力に備えた護身術の研修なども行われています。

また、訪問前には患者さまの症状や生活状況を詳しくアセスメントします。たとえば、最近不穏な行動が見られるなどリスクが高いと判断された場合は、複数名での訪問や男性スタッフの同行を検討するなどの準備をします。

最近では、スマホを活用したリスク管理システムも登場しています。デジタルツールを活用することはケアの質向上にも役立つため、今後普及していくでしょう。

精神科訪問看護における3つのやりがい&魅力

ここでは、精神科訪問看護のやりがいや魅力について紹介します。

1. 患者さま一人ひとりとじっくり向き合える

病棟勤務ではいつでも時間に追われがちですが、訪問看護は一人ひとりの患者さまとじっくり向き合うことが可能です。

患者さまやご家族と信頼関係が築かれると、実にさまざまなことを話してくれるようになります。患者さまが抱えているストレスやどのようなときに不安定になるのかなど、病棟勤務では知り得ない情報が山のようにあると気づくことでしょう。

治療につながるヒントが隠されていることも多いといえます。患者さまの内面に寄り添いその人らしい生活を支えていけることは、精神科訪問看護の大きなやりがいといえるでしょう。

2. 看護師の裁量が大きい

病棟勤務の場合、多くは治療計画に従って動く必要があります。治療の主体は医師であり、看護師が関われる部分には限界があります。精神科訪問看護では、患者さまの日々の状態やニーズに応じて、看護師自身の判断でケアを柔軟に調整することが可能です。

また、基本的に処置や点滴などはないため、一見すると自宅を訪ねて話を聞いているだけのように思われがちです。しかし、実際にはただ話を聴いているだけではありません。

話を聴きながら病気の原因を洗い出し、予防・改善するためのアプローチ方法を考えながら関わっており、高いカウンセリング能力が求められます。看護の力で、患者さまの状態を良い方向に変えられる可能性があるのです。

精神科訪問看護は、看護師の裁量が大きいことが魅力といえるでしょう。

3. 自分自身の成長にもつながる

精神科訪問看護を通して患者さま一人ひとりの生活歴やエピソードに触れることで、人間理解が深まり看護師自身の成長にもつながります。

また、地域社会のリソースを活用する中で、多職種との連携の重要性や包括的なケアの提供方法について学ぶ機会も多いでしょう。たとえば、デイケアや就労支援事業所などと連携して支援のネットワークを築き、地域での自立した生活を支えていきます。

その人らしさを引き出す力を身に付けられることで、自分自身の成長を実感できるでしょう。

日野市訪問看護ステーションスマイルの特徴

日野市の訪問看護ステーションスマイルでは、おもにグループホームで暮らす患者さまのケアを行っています。患者さまの多くは症状が落ち着いており、安定した日常生活を送っている方がほとんどです。

精神科未経験の方でも安心して働けるよう、手厚いサポート体制を整えています。当ステーションでは、訪問するのは一人であってもチームで医療を提供していると考えており、随時先輩や管理者に相談しやすいことも大きな特徴のひとつです。

「精神科訪問看護に興味はあるけれど、危ないイメージがあって心配…」と思われている方は、ぜひ一度お気軽に見学にいらしてください。精神科訪問看護の魅力を肌で感じていただける機会になるはずです。
お問い合わせは、お電話またはこちらの応募フォームから受け付けています。少しでも興味をお持ちの方は、遠慮なくご連絡ください。訪問看護ステーションスマイルで、あなたの新たなキャリアをスタートさせましょう。


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