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こんにちは、皆さま。訪問看護サービス「ナーシングスマイル」のブログへようこそ。私たちは日々、多くの患者さんとそのご家族の支えとなるべく、心を込めて訪問看護を行っています。今回は、私たち看護師が経験した心温まるエピソードをご紹介いたします。

私たちの業務は、単なる医療ケアの提供にとどまりません。患者さんの生活を支え、その方々の「生きる」を見守ることも大切な役割です。そんな日々の中で、とある一人の患者さんとの出会いがありました。

その方は80代の女性、佐藤さんといいました。佐藤さんは長い闘病生活を送っておられ、在宅での療養を選びました。初めてお会いしたとき、佐藤さんは少し緊張した様子でしたが、すぐに私たちを信頼してくれるようになりました。

訪問するたびに、佐藤さんはご自身の若い頃の思い出話や、家族との楽しいひと時を話してくださいました。ある日、佐藤さんが趣味の編み物を見せてくれたことがありました。彼女は、長い時間をかけて編み上げた美しいセーターやスカーフを見せてくれました。その作品からは、彼女の人柄や愛情が感じられ、私たちは感動しました。

数ヶ月後、佐藤さんの体調が悪化し、私たちはより頻繁に訪問するようになりました。ある週末、私たちが訪問すると、佐藤さんは一つの包みを私たちに手渡しました。それは、彼女が私たちのために編んでくれたスカーフでした。佐藤さんは「あなたたちがいつもそばにいてくれて、本当に感謝しているの。これを見て、私のことを思い出してね」と微笑んで言いました。

そのスカーフは、今でもスタッフ全員が大切にしています。佐藤さんが私たちに示してくれた愛情と感謝の気持ちは、私たちの心に深く刻まれています。彼女の温かい心に触れたことで、私たちもより一層、患者さん一人ひとりに寄り添ったケアを提供しようと決意を新たにしました。

訪問看護を通じて、私たちは多くの人々と出会い、数え切れないほどの思い出を作ります。佐藤さんのような心温まるエピソードは、私たちの仕事の原動力となり、日々の励みとなっています。

今回ご紹介したエピソードが、皆さまに少しでも訪問看護の魅力や重要性を伝えることができれば幸いです。私たちナーシングスマイルは、これからも一人ひとりの患者さんに寄り添い、心を込めたケアを提供してまいります。

いつも皆さまのご支援に感謝いたします。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。